特上にぎりと通天閣
年末の仕事のひとつに大阪への日帰り出張があった。東京と大阪はすぐに行き来できる距離なのもあり出張はだいたいが日帰りだ。なので大阪の地理にはだいぶ明るくなってきた感覚はあるのに観光らしい観光はしたことがないままだった。
そこでこの日は東京を早朝に出発して大阪の街を観光してみることにしたのだった。
展望台ファンクラブ
高い場所が好きだ。ほんの数日前にも台湾で台北101に登っていた。
眺めると遠くに山があり、そこから流れる川に沿うように平地が広がり、人々が築いてきた営みが見えるから展望台は好きだ。シムシティが好きな人間はみな展望台が好きだと思う。
あべのハルカス
この日は朝9時頃のオープン直後にあべのハルカスに到着しており、他にはお客さんがほとんどいなかった。
おかげでゆるりと大阪の街並みを眺めることができ、その視界の中に通天閣を見つけた。どうやら歩いていける距離のようなので、タワーのはしごをすることにした。
通天閣
通天閣のあたりはあべのハルカスとは打って変わって、朝早くから混んでいた。お客さんは海外からの観光客がほとんどのようで、中国語と韓国語とタイ語が交互に耳に飛び込んでくる。
狭い通りでみなが通天閣をバックに写真を取ろうとするものだから、ポーズを取った被写体が2〜3m毎に並ぶシュールな光景になっていた。
黒門市場で朝食を
仕事の用事の前に大阪観光をするために、日の昇らないうちに東京の自宅を出発し初便の羽田-伊丹便に乗って大阪に来ている。お腹が空いている。調べてみると黒門市場というのが地下鉄ですぐのところにあるので向かってみる。
黒門市場はなんと200周年を迎えたようで、とても活気のある雰囲気だった。築地場外市場の様に外国人観光客がメインかと思いきや日常使いのスーパーもあったりした。
海鮮や串焼き、揚げ物などいろいろと並んでいたが、見た目につられてお寿司を食べることにする。朝食に5,000円近いお寿司というのはいかがなものかと思ったが、旅行先でのことなので楽しむことを大切にする。
道頓堀へ
その後はまた少し移動して道頓堀に向かう。通りではたこ焼きや動くカニ、射的など雑多に色々と立ち並ぶ。グリコの看板も初めて見ることができた。
と、ここでタイムアップ。梅田で予定をこなしてそのまま夜の飛行機で羽田まで帰ってきたのだった。