クラシックホテルに泊まりに行く
クラシックなものに惹かれる周期に入っている。カメラのレンズはオールドレンズがいいし、ホテルならクラシカルなところが良い。そんなわけで奈良出張で奈良ホテルに止まってきた記録。お仕事メインだったので薄い観光しかできていないのだけど、備忘的に残すことにする。
クラシックホテルの会
日本クラシックホテルの会というものがある。有名どころだと日光金谷ホテルやゴルフコースでも有名な川奈ホテルなど、全部で9件のホテルが加盟している。今回宿泊した奈良ホテルもその一つ。
もちろんこの会に加盟していないクラシカルなホテルもたくさんあるわけだけど、クラシックホテル巡りを始めるにはこのリストにあるホテルからスタートするのも良いのかもしれない。
加盟ホテル一覧
- 日光金谷ホテル
- 富士屋ホテル
- 万平ホテル
- 奈良ホテル
- 東京ステーションホテル
- ホテルニューグランド
- 蒲郡クラシックホテル
- 雲仙観光ホテル
- 川奈ホテル
もともとは年始休みに日光金谷ホテルがお得な価格になっていたので予約しようと思っていたのだけど、三が日明けから高熱にうなされ続けていたので行けなかった。そんな悲しい思いをしていたが年内一発目の出張が奈良だったので、奈良ホテルでクラシックホテル欲を鎮めようと思ったわけである。
15年ぶりくらいの奈良観光
最後に奈良を訪れたのは2007年か2008年頃だった気がする。その時は京都か大阪にホテルをとっていたのでさくっと春日大社や東大寺を見ただけだった気がする。
久しぶりの奈良は、当時と比べると外国人観光客の比率がだいぶ高まったように感じるけど、春日大社も東大寺も奈良公園の鹿も、あまり変わらない姿でそこにまだあった。まぁあちらさんは1000年単位のタイムスケールでやっているので15年やそこらは誤差といえば誤差。
では奈良ホテルへ
奈良ホテルは春日大社や奈良公園のエリアからほど近いところにあり、歩いて向かうことにした。途中で人力車のお兄さんが追い抜いていく。1月の寒空の下で狭い登り坂の通りをぐいぐいと登っていく。ついつい自分で移動したくなってしまうが、一度でいいから人力車観光というものもやってみたい。
奈良ホテルはかつては皇族の方々もお泊りになられていた由緒正しきクラシカルなホテルで、皇族の方々のお写真やアインシュタインが弾いたピアノなんかがおいてあった。 客室の一角にあるこのエリアが好きだった。ただのテーブルと椅子に暖炉があるだけなんだけど、その落ち着いた佇まいがぐっときた。
ならまち
朝食にオムレツを食べる。朝ご飯はかなりしっかりとしたメニューで、玉子もオムレツ以外にも色々と選ぶことができた。あとはフレンチトースト、かなり美味しかった。
ホテルをチェックアウトして次の打ち合わせまで少し時間があったので、ならまちを歩く。ならまちはいわゆる古い街並みを残しているエリアで、何百年も続く漢方屋さんや町家を改装した宿泊施設など、昔の雰囲気を静かに引き継いでいる。
ならまちエリアから近鉄奈良駅の方に戻る途中に、豆花やさんもあった。台湾で初めて食べていらい好きになってしまった。